甘さを恋う

甘いお菓子は卒業した。

いつもいつも、毎晩甘いデザートは必要だと思ってた。

でもいつのころか、体が求めなくなってきた。

嫌いになった訳でもない、でもなくても気持ちはおさまる。

苦い味、辛い味、酸っぱい味、たくさん味わったからだろうか。

ただ甘みはそれなりの役割があるのだ。

心をときめかせ、とろけさせ、華やかなもり上がりをみせる。

そこにみちみちた空気は幸せという色に染まる。

甘いものでみちた胃は、もういっぱいという信号を出す。
そこで欲求はおさまる。

欲求をみたして封じこめる。




台湾の夜市では、やたらと甘くてもちもちとしたものをかたっぱしから食べた。

お腹が欲するからというより、そこにあるから口に入れるという感覚。

ある意味贅沢な甘さを、同じように摂取することはできないのは
その日々から離れるほど実感が強くわき、また次の旅の欲へといざなうのだろう。




selected entries

categories

archives

links

others