ランランラン

朝の空気を すって、はいて、すって、はいて

坂道のぼって、坂道おりて、平らな道も、どんどんすすむ

大きくリズミカルに、いっぽいっぽ、はずむ足どり

   からだのなかをめぐる血が

            朝のしんせんな空気でみたされる

たったそれだけの、ランランランのランニング


走り出す前は

 こんな急な坂登るなんて

 こんな距離走るなんて

というめんどくさい気持ちのかたまり


   ふみだすいっぽの積み重ねで

         いつのまにか超えられている

そんなことに、ふと気づく朝


今はモクレンの白いふくらみを、左右の景色に見やりながら

すって、はいて、すって、はいて

走る朝




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